
おまとめローンには、メリットもあれば
デメリットも当然あります。
おまとめローンをすれば
借金の完済が近づくと思っていませんか?
確かに理論上は完済がしやすくなるはずです。
しかし、世の中そんなに甘くはない
ということですね。。
今回は、なかなか取り上げられない、
おまとめローンのデメリット
について見ていきましょう!
おまとめローンのデメリット
1.また借金を繰り返し、
多重債務に陥ってしまう可能性
複数社から借りていた借金を
1社にまとめたとします。
するとどうなるか?
当然ですが、今まで借りていた
会社の借金はなくなりますよね。
ここで注意点があります。
「解約しないと、また借りてしまう」
ということです。
一般的に、借金を申し込みをすると、
「与信情報」を確認して
「貸しても大丈夫か?回収できるか?」
ということを会社は確認します。
その際の判断基準として、
「借り入れ件数」があります。
借り入れ件数が4社も5社もあるよりは、
1社のほうが当然「優良」と見なされますから、
申込が可能になったり
融資枠が増えたりします。
その時、以前利用していた会社を
しっかりと解約しておかないと、
何かの拍子でまた借り入れ
してしまったりしかねません。
消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用して
多重債務に陥る原因というのは様々でしょうが、
最近特に多いのが
「消費目的のために安易に借りた」
というもの。
私もそうですから、
心理はよく分かります。
わたしがおまとめローンに
手を出さない理由もこれです。
人間は弱い生き物ですから、
「つい」とか、そういう理由で
また他のところから
借りてしまうのではないかと思うんです。
だから、中途半端な決意で
民間金融機関でおまとめローンを
するくらいなら、債務整理をして
借金を合法的に減らしたほうが
賢い借金返済の方法です。
↑と言い切ってみますw
おまとめローンをしたからといって
借金がなくなったわけではなく、
ただ借り換えしただけ。
つまり、おまとめローンはゴールではなく
あくまでスタートだという
認識を忘れないことが重要です。
2.返済期間が延びる
おまとめローンの多くは、
元金が多いため返済期間も
長めに設定されている会社が多いです。
(最長6年~8年のところが多い)
例えば、おまとめローンを
しなかった場合には
毎月合計10万円を返済にまわし、
3年で完済するとします。
しかし、おまとめローンにしたことで
毎月の返済額は
5万円に減ったものの、
返済期間が6年になるということも
あるのです。
「返済額が少なくなるからそれでいいじゃん」
と思うかもしれませんが、わたしとしては
「1日でも早く完済したほうが精神的に楽」
だと考えています。
個人的な価値観ですが、
わたしは借金してから1日たりとも
返済の不安が頭から離れたことはありませんので。。
だからこそ、たとえ毎月の返済額が多かろうとも
早く完済しようと思っているわけです。
それでも、人それぞれですから
おまとめローンをどうしても
利用したいということであれば良いと思います。
特に大手企業や公務員の方で勤務期間が長ければ、
審査の基準としては通りやすいと言えますから
より低い金利で利用できる可能性があります。
しかし、わたし個人としては
安易なおまとめローンには反対です。
反対というか、メリットがないよね
という立場です。
借金をまとめたことによる
「心理的な油断」
のほうが怖いですから。
借金体質を徹底的に改めるためにも、
わたしはおまとめローンを
使わずに自力返済を目指していましたが、
結局挫折して債務整理しました。
どうしてもおまとめローンで
返済をしていく!
という場合は
事前にしっかりとシミュレーションを行って、
・毎月の返済額は幾らになるのか
・返済総額は幾らになり、利息の支払いは幾らになるのか
ということを、おまとめローンを使わなかった場合と
使った場合で比較してから申込を行って下さい。
「ここまでしなきゃいけないの?」
と思いますか?
いや、嫌なら特にしなくてもいいのですが、
今までどんぶり勘定だった分、
これからは自分のお金ですから
1円に熱くなっていったほうが
いいのは間違いありません。
「1円に笑うものは1円に泣く」
という言葉の通り、
1円にこだわっていきましょう!